新たに呼びかけ人に

 昨日、かねてより依頼していた「野崎哲さん(福島県漁業協同組合連合会会長)」に呼びかけ人の承諾をいただき、早速、ホームページに掲載させていただきました。

 昨年、呼びかけ人の依頼にいわき市の事務所にお伺いしたとき、事務所の方から聞いた話です。

 海に大量の放射性物質が流され汚染されてしまったため、漁師は海に出られない。たとえ、魚の放射能(ベクレル)が下がったとしても、消費者も仲買の人もなかなか買ってはいただけない。今後の見通しがまったく立たない中で、津波で大幅にいたんだ漁船を大金をはたいて修理していいものかどうかも悩んでいる。海や魚にかかわる仕事をしている多くの人が途方にくれている。

 地震・津波は自然災害。あきらめるしかないかもしれません。そして、復旧・復興に向けて頑張ろう!という気にもなります。しかし、原発事故で放射能に汚染されたこの現状で、何をどうしたら良いのでしょうか。あらためて原発に対する怒りとそれを推進してきた国や東電に対して、「早く何とかしてくれ!」という思いを強く持ちます。

 先程、野崎哲さん(福島県漁業協同組合連合会会長)に続き、「庄條德一さん(福島県農業協同組合連合会会長)」も呼びかけ人になっていただけるとの連絡がありました。

 ここで言うまでもなく、お米を始めとした農産物の被害は計り知れません。放射性物質を調べてその結果を公表し、大幅に基準値を下回っているにもかかわらず、福島県産というだけで買ってもらえない無念さは、生産している当事者でなければ分からないと思います。

 またまた、新たな呼びかけ人の承諾です。「國井常夫さん(福島県森林組合連合会会長)」から連絡が入りました。森林組合でも放射能汚染は死活問題です。しかも、森林の除染はとてつもないこと。どうしていいのか途方にくれてしまいます。

 集会ではその思いを原発事故の被害を受けている様々な立場の県民や全国に向けて発信してほしいと思います。

 

 

 

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