「原発のない福島を!県民大集会」への福島市長メッセージ
[平成25年3月23日(土)11:30より/あづま総合体育館]

 「原発のない福島を!県民大集会」にお集まりの皆さん、ようこそ福島市へおいでいただきました。

 福島市は、未曽有の震災・原子力災害の発生直後より放射能問題への対応に総力を挙げ、復興に向かって進んでまいりました。

 特に、除染のスピードアップと仮置き場の確保により生活空間の放射線量を低減すること、子ども達を最優先に市民の健康を放射能から守ること、食の安全を確保し本市農産物などへの風評被害を払拭すること等を最優先課題と位置づけ、安全で安心して暮らせる環境の実現に取り組んでいるところです。

 福島第一原発に関しては、いまだ事故収束に至っていないことから、国に対し工程表に沿って廃炉を確実に完了することを強く求めております。

 全ての市民の願いは、震災前の安全で安心な生活を取り戻し、まちの賑わい、産業の活力、人の輝き、美しい自然が一日も早く戻ってくることだと思います。

 このことを念頭に、今後も「希望ある復興」の実現に向け県や関係機関と連携し、早急な復興を強力に進めるため全力を尽くして参ります。

 集会の成功を祈念して、メッセージとします。

平成25年3月23日
福島市長  瀬戸 孝則