当日の記録

leaf 実行委員長あいさつ

(実行委員長:県平和フォーラム代表・五十嵐史郎)

「原発のない福島を!県民大集会」に県内各地からお集まりの皆さん、大変ご苦労様です。また、全国各地から応援にかけつけていただいた皆さん、ありがとうございます。

 原発が爆発して3年になります。溶け落ちた核燃料には手も付けられず、放射能を出し続け、汚染が広がっています。汚染水漏れは、ますます深刻になり、除染も損害賠償も思うように進みません。県民の苦しみや不安は、一向に改善されないままです。

 全国的には、風化の兆しが懸念されていますが、福島県民の脱原発への思いは、より強固でゆるぎないものとなってきています。この県民集会も3回目を迎え、年々呼びかけ人や後援団体が拡大し、今年は、最も原発に苦しめられている双葉郡8町村が、すべて後援団体に入っていただきました。

 県内10基すべての廃炉。安全・安心の福島をとりもどすこと。放射能から子どもたちを守ること、すべての県民の共通した願いです。私たちは立場や考えの違いを認めつつ、この共通の願いで連帯し、手をつないで行動を起こすときです。県民も、県内の各自治体も精一杯の努力をしています。国と東京電力は、原発を推進し、この過酷な事態を招いた責任において、前面に立って、全力で取り組むことを求めます。集会参加の皆さんの意志を結集して、全国に発信するため、この「原発のない福島を!県民大集会」を成功させましょう! よろしくお願いします。

←目次へ戻る 次へ→